COMIC BREAK DOWN!

漫画やイラストを描いたり同人誌を発行したりしています。

映画「ゴースト・イン・ザ・シェル」観てきた!

f:id:comicbreakdown:20170410203122j:plain

昨日「ゴースト・イン・ザ・シェル」を 観てきました。

 

f:id:comicbreakdown:20170410203206j:plain

大阪ステーションシティ」のノースゲートビル11Fまで来ました。

ここの映画館に向かいます。

 

f:id:comicbreakdown:20170410203234j:plain

 「大阪ステーションシティシネマ」です。

TNGパトレイバーの時に1年ぐらい通ったので私的には馴染みの劇場。

平日休みの特権(?)で朝一の上映の時間帯は人が少ないのがいい感じ。

落ち着いて観る事が出来ました。

ちなみに私は「2D字幕版」を観ました。

 

…で、映画の感想です。

≪以下ネタバレあり≫

 

 

 感想を簡単に纏めると…

1:映像の情報量が凄い

2:押井版「攻殻機動隊」のシーンをまんま再現したシーンが多数ある

3:設定は原作ともアニメとも違う

4:ストーリーは「少佐」の自分探し中心でかなりシンプル

 

上記4点について詳しく感想を書くと…

1については非常にお金が掛っていてさすがハリウッド映画という印象です。

特に街並みの映像の情報量が中々圧巻です。

最近のSF映画ではセットや小道具等のガジェットの作り込みが非常に細かくてお金が掛っているなぁと感じました。

ただ、ちょっとCG感が出てしまっているように感じる場面(ヘリの合成とか…)があったのと、セットデザインが単調に感じたのがあと一歩という感じでしたが。

2は押井監督へのリスペクトを感じさせるシーンが非常に多く、正直ここまでそのまんまだとは思いませんでした。

覚えているだけでも…

義体製造シーン(攻殻機動隊

・冒頭のビルダイブ(攻殻機動隊

・芸者アンドロイドの顔が開く(イノセンス

・ベッドの上で起き上がる少佐(攻殻機動隊

・ラボのシーン女技術者のタバコと顔ギミック(イノセンス

・バセット犬のガブリエル(イノセンス

・清掃員のシーン(攻殻機動隊

光学迷彩での格闘(攻殻機動隊

・多脚戦車(攻殻機動隊

・多脚戦車のハッチを開けるシーン(攻殻機動隊

・狙撃ヘリ(攻殻機動隊

映像的には押井版「攻殻機動隊」の代表的なシーンを並べたように構成されていて

映像ありきで後でストーリーを付けていったのではないかと思えるぐらいです。

アニメのシーンを多数実写で再現している事には関心しましたが、なんかあんまり観ていて「高ぶる」モノを感じませんでした…何故だろう?

TNGパトレイバー首都決戦」の時に「パト2」のシーンを実写で再現したシーンを観た時は凄く「高ぶる」モノを感じたんですが…。

正直、ここまで映像的にアニメ版を再現したのなら脚本や設定もアニメ版に極力近付けた方が良かったのでは?…と感じました。

3についてですが、原作やアニメを知っている人が一番違和感を感じてしまった事ではないかと思います。

最大の違いは「少佐」の設定です。

≪非常に重大なネタバレ注意≫

少佐の名前は「ミラ・キリアン」ですが、元は草薙素子という少女で、1年前に恋人のヒデオと共にハンカ社に攫われて義体実験に利用されたという設定です。

この実験で失敗したのが「クゼ」=ヒデオで、成功したのが「少佐」=素子。

ごく普通の少女の脳を全身義体に換装して、すぐに公安9課に配属させて1年しかたっていないという設定なので、非常に違和感を感じてしまいました。

この映画の中では全身義体は「少佐」と「クゼ」しかいないという設定なので、バトーを始め公安9課のメンバーもほとんど生身(一部義体化程度)だったり、荒巻がやたら銃をぶっ放したりと微妙に馴染めない印象を受けました。

4は上記の設定ありきのストーリーになっています。

公安9課の少佐は記憶を上書きされていて、テロリストのクゼの捜査過程で本当の自分の過去を知った為に製造元であるハンカ社の社長に抹殺されそうになるが9課の仲間に助けられ、公安9課の少佐として生きていく事を決意する…という感じの内容です。

「少佐」目線で描かれた少佐の自分探しがメインのストーリーで、物語の展開や悪役の設定があまりにも古臭い(捻りが無さ過ぎる)印象でした。

う~ん…アニメ版の良かったところが全て無いんですよね…。

攻殻」が特別な作品である要素を排除しちゃっている感じがして残念でした。

公開前の情報では「2nd GIG」の中の一話「草迷宮」を物語のベースにしているとの事だったので期待していたのですが、実際には「草迷宮」のアニメのような描写や気の利いた演出は皆無で、クゼの魅力が全然無いまま描かれてしまっています。

ハリウッド的な脚本の作り方なんでしょうけど正直、全然面白くないですね。

感想の纏めとしては、

ハリウッドで「攻殻」が実写化されたという事は素直に嬉しいし、映像面での再現度は素晴らしいと感じましたが、ぶっちゃけ脚本が全然詰まらないです。

米国では興行的にもイマイチで、続編の可能性もかなり低いとの事らしいですが、アニメ版「攻殻」の設定、脚本をそのまま実写化していたら別の結果になっていたんじゃないのかな…と悔やまれます。

吹き替え版も観てみたいけどブルーレイが出てからかな…。

 

f:id:comicbreakdown:20170410203310j:plain 

 ↑パンフと映画グッズを買いました。

いろいろ買ってますが「公安9課」エンブレムワッペンがお気に入りです。

 

f:id:comicbreakdown:20170410203340j:plain

↑公開前に買っていた本。

ハリウッド版のアートブック(洋書)とアニメ版のパーフェクトブック。

アートブックは貴重なコンセプトアートや場面写真がフルカラーで掲載されていて

お絵かき好きの私的にはいろいろと刺激される物があります。

パーフェクトブックの方は「攻殻」監督3人の対談が読んでいて面白かったです。

そういえば神山監督が新たにアニメ版攻殻を監督されるとの事、楽しみですね。